オンプリュ展

2015.6.5金 - 27土

在廊日 6.6土

 

オンプリュは2004年からはじめました。

ケニアの手仕事を日本に伝えています。

 

独立を考えていた時に、あと押しをしてくれたのは二人の友人でした。ハンディクラフトの仕事に関わっている その友人たちと電車に乗ったりすると、あのバスケットはどこの国だねとか、網目がきれい色がいいねなど、かごの話はつきません。とことんハンディクラフトを愛している二人に会えて、もう一度行きたいと思ったケニア を選びました。なくてもいいけど、あったら嬉しいもの。出会ったら嬉しくなるような商品を作りたいと思いな がら、もの作りをしています。ハンディクラフトのものはこれから年を重ねても、ずっと好きなものです。生涯手 仕事に関わっていくという決心は10年たったいまも変わりません。ここまで続けてこられたのは出会った皆さんのおかげだと思い、いつも感謝しています。

 

ケニアだけでなく新しい国のクラフトも紹介して行きたいという想いもありますが、まだケニアの職人たちだけで手一杯なところもあります。この仕事をしてみて思ったことは、ハンディクラフトは1日にしてならず。とて も根気がいる仕事だということです。次から次へと問題が起こります。ケニアの治安は残念ながらはじめたと きよりもいまの方が悪くなっています。物価の上昇や、テロの不安、厳しい状況があります。世界の大きな問題 をどう解決していけばよいか私にはわかりませんが、今の仕事を通して世界とつながっていきたいと思います。

 

『ぼくらが毎日生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実にゆったり流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは天と地の差ほど大きい』
私がとても好きな写真家・星野道夫さんの言葉です。日本に暮らしていると、この「もうひとつの時間」を感じられなくなりがちです。でも心の片隅にケニアの風景を思っているだけで、気持ちがゆったりとしてきます。ちがう時間の流れで暮らすケニアの人たち。そこから生まれた手仕事のものたち。ケニアは政治の問題や内戦など重い課題もたくさん抱えています。日本にいると、それらは遠く関係のない出来事のように感じてしまいがちです。でも毎日持つバスケットを通して、世界とつながることができると思っています。バスケットを使って、美しいな、嬉しいな、と感じることが世界とつながる第一歩。問題の面ではなく、明るい面でつながりあえたらと思うのです。

 

遠いアフリカの空の下で、母から娘へ、父から息子へと受け継がれてきた手仕事のあたたかさを、enplusからあなたへ。ハンディクラフトならではの風合いを大切に、暮らしの中にあったら楽しくなるようなものをお届けできたらと思います。

 

en plus 中島志保

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